May 16, 2017 Pech, Germany















無邪気な馬達にどこまでも広がる麦畑。

なんて気持ちの良い所だろう。


随分日が長くなり、遅めの夕暮れ田舎道、人間の気配はない。

ああ今この瞬間、僕の目に見える世界で人間はたった一人きり。

これこそ最高の時間なんだ。




なんて思う努力はしてるけど、随分前から完全に迷子中で不安だらけの一人ツーリング。

じきに夜が来るぜ、虫が目に入ってしみるぜ。ガソリンだってもうすぐ空になるぜ。

うちはどっちだ。





May 16, 2017 Bonn, Germany



猫3匹とビエラ、そしてみっちゃんが、今夜お世話になる東京のキリルの家へ辿り着いたと連絡があった。

腰を痛めて歩くので精一杯のビエラを、

みっちゃんや父、幼友達に整体の先生と、

もう色んな人を巻き込んで、世話になりまくっての大移動。

そんなドラマチックなこの瞬間、猫3匹は何を思う。


さあ明日は猫人生初の空の上。


May 15, 2017 Bonn, Germany









ケルン周辺の空き家事情が中々のもので、空き部屋の数に対して部屋を探してる人の割合が多いのか、

中々住む所が決まらない。

部屋を見に行って、(時に一部屋に1日30人くらい見学に来る事もあるらしい)

例え僕らがそこを気に入って借りたいと思ったとしても決定権のは家主なので、

見学後の僕らはただただ連絡を待つだけという、努力しようのないジレンマ。

(大抵は決まった人意外に連絡は来ないので無駄に数日間待ってる事もしばしば)

部屋探しに少し疲れて放置する事数週間、そんなある日の晴れた午後ビエラから電話がかかってきた。

「ボンに完璧な部屋を見つけたから今見に来たよ。ここに決めようと思うけどどうしよう」

もはや相談というか報告を受けて、これまでの部屋探しは何だったのかってくらい

電撃的速さで決まった今の部屋。

気持ちよく部屋が決まったら、それまでの部屋が決まらなかったのは全てここに住む為だったのかも。

なんて都合よく思えるから人間てやつは良いね。


そんなこんなでボンで暮らす事になった冬の終わり、春の始まり。