Feb 07, 2016 Wroclaw, Poland / ヴロツワフのカフェでヤナと待ち合わせて


街を当てもなくブラブラしながら、

たまたまトイレを借りたカフェバー(こういう事がよくある)で

そのままカプチーノを頼むことにした。

そこで頼んだオーツミルクのカプチーノが本当にびっくりする程美味しくて、

とっさにビエラの顔を見上げたら彼女も同じ眼でこっちを見てる。

(その後、滞在中の二日間ここに通う事になる)























夕方、ヤナと合流して、

二人がとても楽しそうにロシア語で話してるのを横耳に、

まるで映画の中みたいじゃん、

と、にやけながら歩く道程は穏やかで平和そのもの。

平和は自分達の会話の表現ひとつひとつがコツコツと


積み重なって出来上がっていくものなんだね。





さあここよ、と来た所はショッピングモールの屋上の駐車場。

冷たい風にぎゅっと力を入れながら、家はあっちだとか、日本はあの赤い空の方だとか

あの女の人お風呂で電話してる、とか英語とロシア語と日本語の

ひっちゃかめっちゃかな会話を楽しんだ後、三人ともコートのフードやマフラーで顔も半分

隠したまま手巻き寿司用の海苔と醤油を買って、

またとぼとぼと家に向かうオレンジ色の街灯の下、

二人の背中を眺めながら

アボカド買うの忘れた、と心で呟く。

思い立って次の日にはまだ名前も読めない街にいる。

直感を信じて動く事は、自分の持ってる力を認めてあげるって事なのかもね。

あぁ来て良かった。


















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